東南海・南海地震の被害想定② 死亡者数

それでは、東南海・南海地震が実際に発生した場合、被害はどの程度になるのでしょうか?過去の地震災害の状況をもとに、「東南海、南海地震等に関する専門調査会」が発表した数値をご紹介します。

(朝5時に発生したと想定した場合)

【死者数】 12100~17800人

激しい揺れによる建物の倒壊、津波、火災、がけ崩れ等の理由から、死亡者数は約17800人にも及ぶと想定されています。激しい揺れが理由で亡くなる方は、全体の半数~3分の1程度であり、津波による被害が揺れと同数程度にもなると見込まれています。太平洋沿岸の広い地域に津波をもたらす本地震の特徴ともいえますが、沿岸部プレート型地震で類似した東海地震との比較でも、その差異がよくわかります。

建物の耐震補強もさることながら、①防波堤や津波タワーの設置 ②(津波を意識した現実的な)避難場所の設置 ③地域住民の防災意識の徹底等といった本腰を入れた津波対策が必要不可欠です。沿岸部では、地震発生から津波到来までの10分~20分の判断と行動が生死を分けます。悠長に準備する時間も考える時間もありません。また、沿岸部以外でも、津波は河川を遡っていきますので、河川の下流流域の方もあわせて注意が必要です。

尚、以下のケースは朝5時の想定です。通勤・通学のラッシュアワー、鉄道や高速道路等の大規模事故、海水浴の観光シーズン等と重なった場合は、さらに増加する可能性がある点は付け加えておきます。

東南海・南海地震の被害想定(死者数)

東南海・南海地震の被害想定(死者数)

※水門閉鎖不能時で3200人、震度6弱未満地域で1400人は上記に含まれておりません。

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