昭和東南海地震の航空写真発見

末太平洋戦争末期の昭和19年12月発生の「昭和東南海地震」で津波被害に遭った三重県尾鷲市(当時尾鷲町)を、地震直後に米軍が撮影した航空写真が米国立構文書館に残されていたことが分かった。

昭和南海地震直後の写真 〇印は打ち上げられた船(三重県尾鷲市)

昭和南海地震直後の写真 〇印は打ち上げられた船(三重県尾鷲市)

被災記録は戦時中の報道管制でほとんど残っていなかったが、国土地理院などの研究グループが写真を分析し、浅い谷状の地形で特に大きな津波被害が出ていたことなどが判明した。

 写真は米軍偵察機が地震から3日後、高度約1万メートルから撮影。津波で被害が出た市街地や陸に打ち上げられた船が写っていた。標高データと重ね合わせて確認した結果、標高3メートル以下の範囲が大きく被災。

 特に浅い谷状になっている市街地南部で海側に向かって家屋が流され、壊滅的被害に遭ったことが判明。津波の引き波が集中したと推定できるという。

 

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