今世紀前半に起こるとされる東海・東南海・南海地震について、東京大総合防災情報研究センターの古村孝志教授が14日、京都市内で学術講演した。これまで想定されていた東海、東南海、南海の各地震が同時に起こる「3連動」に加え、東日本大震災のように浅いプレートも動く「4連動」の可能性を指摘、超巨大津波への備えを訴えた。京都大防災研究所自然災害研究協議会主催のシンポジウムで報告した。
東日本大震災では、海底の変動や津波解析から、想定震源域のプレート境界(海底から深さ10~40キロ)が複数連動して動いたことに加え、陸から離れた海溝に近い浅いプレート(同10キロ以下)も大きく動いて隆起し、超巨大津波になったと考えられている。
東海・東南海・南海地震は、それぞれ単独だったり、連動したりと、さまざまなパターンで発生している。1707年の宝永地震では三つの震源域とさらに西方の日向灘の一部が連動し、大津波を引き起こした。これらの震源域南方の浅いプレートも1605年の慶長地震で動いて大津波になったと考えられている。
古村教授らは、「3連動」の宝永地震に慶長地震も連動した「4連動」の想定で...