過去の大地震

宝永地震「4連動」「5連動」説 富士山噴火も

西日本における東日本大震災級の大津波地震はこれまで、東海・東南海・南海地震の3連動地震=マグニチュード(M)8・7=のことを指し、国はこの見解にもとづいた被害予測を公表してきた。しかし、国内最大級のM9となった東日本大震災の発生に伴い、国が新モデルを示すなど、現在見直し作業が進められている。その鍵を握るといわれている宝永地震(1707年)の謎に迫った。   ◆定説覆した東日本  江戸...

昭和南海地震から65年 体験談から教訓を学ぶ

1946年12月21日に発生した昭和南海地震から65年。和歌山県串本町の沿岸にも津波が押し寄せ、同町串本の袋地区では逃げ遅れた子ども4人が犠牲になり、多くの家屋が流失した。当時、袋地区に住んでいた2人の女性の体験談をご紹介します。   ■「津波の音忘れられない」   同町串本の大水崎地区に住む西栄子さん(76)は、津波で当時6歳の妹、香津子さんを亡くした。地震は午前4時19分に発生。強い...

「宝永地震」(1707年)はマグニチュード(M)9クラス

東海・東南海・南海地震の震源地になるとされる南海トラフ(海溝帯)で江戸時代に起こった「宝永地震」(1707年)はマグニチュード(M)9クラスだった可能性が静岡大学防災総合センターの石川有三客員教授の研究で判明し、12日、静岡市で始まった日本地震学会で発表された。宝永地震はこれまで、M8・6で西日本最大の地震とされてきただけに、今回の研究成果は東海・東南海・南海地震対策に影響を与えそうだ。   ...

東日本大震災 巨大地震の謎は解明できたのか①

世界最大級のマグニチュード(M)9・0が襲った東日本大震災。日本ではあり得ないとされた巨大地震は、なぜ起きたのか。この謎を説明する「スーパーサイクル説」を東大地震研究所の佐竹健治教授が提唱、大震災に至る長期的なシナリオが浮かび上がった。東北地方では700年以上の周期で巨大地震が繰り返されていた可能性が高まっている。 ■浮上したスーパーサイクル説 大震災の巨大地震は、東北地方が乗っている...

1944年 東南海地震の津波断層の証拠を発見

海洋研究開発機構(JAMSTEC)と東京大学、高知大学は10月3日、南海トラフ地震発生帯掘削計画に従事している地球深部探査船「ちきゅう」が、1944年の東南海地震の津波断層を特定する物的証拠を発見したことを共同で発表した。今回の発見は、日米主導で2003年より行われている多国間国際協力プロジェクト「統合国際深海掘削計画」の「第316次航海・南海トラフ地震発生帯掘削計画ステージ1」(画像1)によるも...

津波から生きのびるために 東日本大震災 体験談

お台場の東京臨海広域防災公園で8月20日~9月4日に開かれていた「そなエリア ボウサイウィーク!」という防災イベント。「宮城県南三陸町語り部の会」が、被災地のメッセージを伝えてくれる講演を行いました。そこでのレポートを抜粋でご紹介します。(防災・防犯ラボの主任研究員・ナカヤマさんのレポートより) ●陸の孤島から無事生還  お話をして下さったのは、宮城県南三陸町語り部の会の後藤一磨さん(63...

今なお残る 「昭和南海地震」津波の跡

和歌山県串本町串本で鉄工所を営む取渕宏さん(69)が住んでいた空き家で、1946年12月21日の昭和南海地震による津波の跡が見つかった。地上約80センチの高さまで浸水した跡が、壁にくっきりと残っている。  取渕さんは自宅の向かいにあるこの空き家に30年ほど前まで住んでいた。取り壊すことになり、たんすを動かしたところ、しっくいの壁に浸水した跡が線になって残っていた。取渕さんは「跡が残っていることは...

「富士川河口断層帯」地震規模はM8・0クラス 東海地震との連動も

東海地震の想定震源域の東隣に位置する「富士川河口断層帯」について、政府の地震調査研究推進本部(地震本部)は昨秋、東海地震と同時に活動する可能性が高いと発表しました。従来の長期評価を見直したもので、東海地震と連動する可能性を明らかにしたのはこれが初めて。活動すると地表には最大10メートル程度の段差が生じると想定されています。 ■富士川河口断層帯とは? 活発な活断層 想定ずれ幅は国内最大規模 ...

南海地震発生で神戸市にも津波到来!

神戸市は1月27日、同市中央区の旧外国人居留地で、江戸時代に発生した南海地震の津波で堆積した砂の地層が見つかったと発表した。マグニチュード(M)8を超えたとされる1707年の宝永地震か1854年の安政南海地震の痕跡とみられ、市は「南海地震の津波が神戸まで達した証拠。今後の防災につなげたい」としている。   地層は海岸線から約500メートルの同市危機管理センター建設予定地で発見、同志...

東南海地震・南海地震 体験者から聞き取り調査

近い将来発生が予想される東海・東南海・南海地震に備え、和歌山県は昭和の東南海地震(1944年)と南海地震(1946年)の体験者から聞き取り調査を進めている。津波の怖さなど「記憶」を映像や音声に「記録」し、次代に伝承するのが狙い。体験談は本年度中に編集し、小学生用の教材や啓発資料に活用する。   昭和の南海地震(1946年12月21日)から64年目。和歌山県の防災教材作りに協力した住民は、地震...