2月, 2010Archive for

ハイチ大地震 250年の歪みを放出したプレート型地震

死者20万人超と想像を絶する被害をもたらしたハイチ大地震。 この大地震は、マグニチュード(M)7・0という規模の大きさに加え、震源の深さが約10キロと浅かったことが強い揺れにつながった。 震源地が、人口約200万人が密集して住む首都ポルトープランスから15キロしか離れていなかったことも、被害拡大の原因となった。  ハイチとドミニカ共和国があるイスパニョーラ島は、北アメリカレートとカリブプレートがぶつかり合う「沈み込み帯」のほぼ真上に位置する。 周辺にはいくつかの大きな断層が東西に走っており、今回の地震はそのうちの一つで発生したとみられる。ロイター通信が英国の地震専門家の話として伝えたところでは、この断層は過去250年間、大きな動きを見せておらず、今回の地震ではその間に蓄積された力が一気に放出されたとみられる。地震のエネルギーは、TNT火薬50万トン分に相当するという。  また米CNNテレビ(電子版)によると、ハイチ周辺は世界でもっとも地震活動が活発な地域の一つで、2008年には米国の科学者5人が、イスパニョーラ島南部の断層帯で大地震が発生する可能性を指摘して...

大阪が危ない!上町断層地震や南海地震に注意

上町断層地震や東南海・南海地震への備えを考えるセミナー「21世紀前半の大阪を襲う地震被害」(日本建築学会、同近畿支部主催)が、大阪市北区の毎日インテシオで開かれた。約180人の聴衆を前に専門家らは、増加傾向にある超高層ビルで起きる被害や、木造密集市街地での火災の延焼などに警鐘を鳴らした。  建築構造に詳しい林康裕・京都大教授は、上町断層地震による揺れの影響を受けやすい建物は、20~30階建ての中高層だと分かってきたと最近の研究成果を紹介。「上町断層地震は、阪神大震災を上回る被害を前提とすべきだ」と訴えた。  また大阪を南北に横切る上町断層地震では、断層に直角の東西方向の揺れが強いと指摘。こうした東西方向の揺れに強い建物は、揺れに平行な東西に沿った壁の多い構造だと推奨した。  室崎益輝・関西学院大教授(都市防災)は地震火災に強い街づくりに触れ、「せせらぎなどの水路や緑地を増やしたり、建物自体を燃えにくくして、街の不燃化を長期的な視点で進めるべきだ。火災が一度燃え広がると、大阪の消防が優秀と言っても消すことはできなくなる」と述べた。  討論に参加した大阪市危機管理室の打...