4月, 2010Archive for

東海・東南海・南海地震 予測への取り組み

東海地方の陸域から紀伊半島沖、四国沖に震源域が連なる南海トラフの海溝型地震は、どんなメカニズムで連動型の超巨大地震になるのかを探ろうと、文部科学省は新規プロジェクトとして「東海・東南海・南海地震の連動性評価研究」を平成20年度予算案から盛り込んでいる。24年度までの5年計画で海底の観測網を大幅に拡充し、3地震が連動する可能性や地震、津波被害の高精度予測などを目指している。 【マグニチュード8クラス 死者2万8千人】 東海、東南海、南海地震は、日本列島が乗る陸のプレート(岩板)とフィリピン海プレートの境界で起こる海溝型地震で、単独でもマグニチュード(M)8級の巨大地震となる。政府の地震調査研究推進本部によると、今後30年以内の発生確率は東海地震(M8程度)が87%、東南海地震(M8・4前後)が60~70%、南海地震(M8・4前後)が50%と見積もられ、今世紀前半のうちに発生する可能性が高い。  過去の発生パターンから、100~150年間隔で発生する「周期性」と3地震が歩調を合わせて活動する「連動性」が知られ、宝永地震(1707年、M8・6)のように3つの震源域が...