昭和東南海地震's tag archives

東南海地震・南海地震 体験者から聞き取り調査

近い将来発生が予想される東海・東南海・南海地震に備え、和歌山県は昭和の東南海地震(1944年)と南海地震(1946年)の体験者から聞き取り調査を進めている。津波の怖さなど「記憶」を映像や音声に「記録」し、次代に伝承するのが狙い。体験談は本年度中に編集し、小学生用の教材や啓発資料に活用する。   昭和の南海地震(1946年12月21日)から64年目。和歌山県の防災教材作りに協力した住民は、地震や津波の恐ろしさ、体験を通して得た教訓を伝えている。  地震は午前4時19分に発生。田辺市新庄町橋谷地区の南明治さん(78)は、跳び起きて裏山に駆け上がった。見下ろしても真っ暗で何も見えなかったが、「バンバン」と何かが衝突する音が聞こえたという。「津波そのものよりもそれによって流されてきた材木や船が大きな被害をもたらしたのだろう。海水がひいた後、自宅に戻ると庭に小舟があった」と振り返る。  津波がひいた後には、どこからか流れてきたサツマイモがたくさん落ちていた。それを拾ってきて焼き、空腹をしのいだ。  「とにかく逃げること。そのための準備を平生から整えておくことが大切」と話す...

昭和東南海地震の航空写真発見

末太平洋戦争末期の昭和19年12月発生の「昭和東南海地震」で津波被害に遭った三重県尾鷲市(当時尾鷲町)を、地震直後に米軍が撮影した航空写真が米国立構文書館に残されていたことが分かった。 被災記録は戦時中の報道管制でほとんど残っていなかったが、国土地理院などの研究グループが写真を分析し、浅い谷状の地形で特に大きな津波被害が出ていたことなどが判明した。  写真は米軍偵察機が地震から3日後、高度約1万メートルから撮影。津波で被害が出た市街地や陸に打ち上げられた船が写っていた。標高データと重ね合わせて確認した結果、標高3メートル以下の範囲が大きく被災。  特に浅い谷状になっている市街地南部で海側に向かって家屋が流され、壊滅的被害に遭ったことが判明。津波の引き波が集中したと推定できるという。  

東南海・南海地震の想定震源域は?

東南海・南海地震の震源域はどのあたりと考えられているのでしょうか?過去に発生した同地震の発生状況から、専門家が示す想定震源域を確認しておきましょう。 この海域では、1600年以降、1605年の慶長地震(M7.9)、1707年の宝永地震(M8.6)、1854年の安政南海地震(M8.4)、1946年の(昭和)南海地震(M8.0)が発生しており、いずれも東南海地震と同時、または東南海地震の発生後2年以内に南海地震が発生しています。この領域で今後30年以内に地震が発生する確率は、概ね50%強程度と考えられています。  また、次の南海地震と東南海地震の発生時期の関係は、過去の事例から、同時又は相互に近接して発生するかのいずれかである可能性が高いと考えられます。後者の場合には、東南海地震、南海地震の順番で発生する可能性が高いと考えられます。 尚、参考までに、前回の昭和東南海地震(1944年)・昭和南海地震(1946年)の震源域もあわせて掲載しておきます。

100年~150年で繰り返し発生 東南海・南海地震

東南海・南海地震は、過去から繰り返し発生している点は、みなさん既にご存知のことと思いますが、ここ数百年の流れと、現在の状況を把握しておきましょう。  東海~東南海~南海地震の、直近400年の発生状況は上図の通りです。こうして図解してみると、100年~150年単位で定期的且つ同時に起こっている様子がよくわかります。 ◆東海地震  前回の1944年昭和東南海地震では、大きな地震が発生しておらず、その前の安政東海地震からプレートの歪みが解放されていない状況にあります。空白期間は150年余りと相当のエネルギーが蓄積されている可能性が高く、いつう大地震が発生してもおかしくない状況といわれています。(30年発生確率は約87%) ◆東南海・南海地震 概ね100年~150年周期で発生しており、前回の昭和東南海・南海地震から想定すると、今世紀前半での発生が懸念されています。東海地震と比較すると切迫性はやや見劣りしますが、過去の状況からみて東海地震が引き金となり東南海・南海地震が誘発されるケースも容易に想像でき、東海~九州迄と被災対象地域も広いことから、より早い段階での防...