政府の地震調査研究推進本部はこの25日、巨大な内陸地震が起こる可能性がある活断層の長期評価対象を大幅に見直すと発表した。
これまでは地表の活断層のずれの長さだけで対象地域を選定・評価してきたが、地表のずれが短い活断層でも被害の大きい内陸地震が頻発しているためだ。今後、地下部分も評価に加えることで、評価対象となる活断層は2~3倍に増える見通しで、全国の自治体は地域防災計画の見直しも迫られそうだ。
同本部はこれまで、活断層の地表でのずれの長さを地震発生源である地下深部でのずれの長さとみなし、「地表でのずれの長さが20キロ・メートル=マグニチュード(M)7相当」以上の地域を「主要活断層帯」に認定。選定した全国110か所について、地震規模や30~100年以内の発生確率を評価してきた。
しかし、実際には地表のずれが短い活断層でも、被害が甚大な内陸地震が発生している。たとえば岩手・宮城内陸地震(2008年)が起きた地域では、地上のずれは4キロ・メートルだったが、M7・2を記録した。同本部はこのため、地表のずれが短くても、「地下深部のずれが15~18キロ・メートル程度=M6・...