世界最大級のマグニチュード(M)9・0が襲った東日本大震災。日本ではあり得ないとされた巨大地震は、なぜ起きたのか。この謎を説明する「スーパーサイクル説」を東大地震研究所の佐竹健治教授が提唱、大震災に至る長期的なシナリオが浮かび上がった。東北地方では700年以上の周期で巨大地震が繰り返されていた可能性が高まっている。 READ THE FULL ARTICLE >>
東南海・南海地震のメカニズムを知るには、まず日本で起こる地震の仕組みそのものを知る必要があります。既にご存知の方も多いとは思いますが、今一度、復習してみましょう。 日本は世界でも有数の地震国です。震度6弱以上の大きな地震が、2000年からほぼ毎年どこかで起こっています。2008年7月には岩手県でマグニチュード(M)6・8の地震(最大震度6強)、2009年8月には駿河湾沖の静岡地震等が記憶に新しいところです。どうしてこんなに地震が多いのでしょう。日本に住む限り、私達は地震を避けることはできないのでしょうか? 【地震は日本の宿命】 結論を先にいえば、日本は地震が多発する宿命にあります。それは、地球上で有数の地震発生地帯にあるためです。地球は、陸や海をのせた十数枚のプレート(岩板)で覆われていますが、各プレートは、それぞれちがう方向に年間数センチの速さで動いています。そのため、プレートどうしが押したり引いたりする巨大な力が働き、互いにせめぎ合い、この力が地震の原因となります。 さらに日本は、北米(北アメリカ)プレート、ユーラシアプレートなど、四つものプレートが集まる「プレートの交差点」にあります。ちょうど下図の点線の部分がプレートの境目で巨大地震を起こしやすい場所になっ...
活断層型地震とは異なり、東海地震や東南海地震をはじめとするプレート型地震は、数十年~数百年単位で繰り返し発生する傾向があります。その中でも、「南海地震」は過去1,000年余りの地震活動の記録が残されている世界的にも例をみない地震と位置づけられています。 記録に残っているものは以下の通りです。現代まで語り継がれてきたことからも、いかに当時の被害が大きかったかを推し量ることができます。 684年11月29日 南海地震(白鳳南海地震) - M 8.0~8.3、死者多数。土佐で津波により大きな被害。田園(約12km²)が海面下へ沈下。地質調査によればほぼ同時期に東南海・東海地震も発生。 887年8月26日 南海地震(仁和南海地震) - M 8.0~8.5、京都・摂津を中心に死者多数。津波あり。地質調査によればほぼ同時期に東南海・東海地震も発生。 1099年2月22日 南海地震(康和南海地震) - M 8.0~8.5、死者数万と推定。土佐で津波により大きな被害、田千余町(約1,000ha))みな海に沈む。興福寺西金堂・塔小破、大門と回廊が倒れた。摂津天王寺回廊倒る。 1361年8月3日 正平(康安)南海地震 - M 8.0~8.5、死者多数。摂津・阿波・土佐で津波により大...
それでは、東南海・南海地震が実際に発生した場合、被害はどの程度になるのでしょうか?過去の地震災害の状況をもとに、「東南海、南海地震等に関する専門調査会」が発表した数値をご紹介します。 (朝5時に発生したと想定した場合) 【死者数】 12100~17800人 激しい揺れによる建物の倒壊、津波、火災、がけ崩れ等の理由から、死亡者数は約17800人にも及ぶと想定されています。激しい揺れが理由で亡くなる方は、全体の半数~3分の1程度であり、津波による被害が揺れと同数程度にもなると見込まれています。太平洋沿岸の広い地域に津波をもたらす本地震の特徴ともいえますが、沿岸部プレート型地震で類似した東海地震との比較でも、その差異がよくわかります。 建物の耐震補強もさることながら、①防波堤や津波タワーの設置 ②(津波を意識した現実的な)避難場所の設置 ③地域住民の防災意識の徹底等といった本腰を入れた津波対策が必要不可欠です。沿岸部では、地震発生から津波到来までの10分~20分の判断と行動が生死を分けます。悠長に準備する時間も考える時間もありません。また、沿岸部以外でも、津波は河川を遡っていきますので、河川の下流流域の方もあわせて注意が必要です。 尚、以下のケースは朝5時の想...
もし実際に、東海地震が発生したらどうしたらいいのでしょう?テレビやインターネットで色々な情報は見聞きしていますが、いざ自分が遭遇すると、冷静には行動できないものです。いつ被災しても慌てないように、場面別の対処方法を以下に整理してみました。 まずは、グラッときたらすぐ机の下に入り、その脚をしっかりつかみましょう。それが無理なら、座布団やクッション等で頭部を守りましょう。壁から物が落ちたり、家具や電化製品が倒れてきたり、ガラス片が飛び散ったりします。その危険からまず身を守りましょう。 【就寝中】 布団を頭からすっぽりかぶり頭を守ります。地震直後は、停電に加え室内の状況が大きく変わり、怪我をするケースも多いため、枕元に「携帯ラジオ」「スリッパ」「懐中電灯」を用意しておくと安心です。尚、昭和56年以前の木造建築物は耐震性が劣るケースが多いため、耐震検査のうえ必要な補強工事を行う、(建物の倒壊を想定し)2階を寝室とする等の配慮も必要です。 【お風呂やトイレに入っている場合】 風呂場やトイレは狭い空間を四方の柱で支えていることから、家の中でも比較的安全な場所であるといわれています。このため。慌てて飛び出さずに、ドアや窓を開けて出口の確保をしましょう。なお、震災...
防災対策というと、すぐに防災グッズを思い浮かべる方も多いと思いますが、まず第一に「家の中を安全にすること」、次に「防災グッズや非常食」を揃えましょう。地震の時には、まず命を守り、そして怪我をしないことが何よりも重要です。 【寝室を見直す】 大型の家具は大地震では「凶器」になります。落ちるというより飛んでくる感覚です。阪神淡路大震災では住宅や家具などによる圧死で亡くなられた方が多数いました。 寝室には、大きく高さのある家具はできるだけ置かないようにし、どうしても設置する場合は、ベットや布団との位置関係に配慮しながら、家具の転倒防止を万全にしましょう。 【割れ物に注意】 食器棚の上や棚にお酒(ビン類)や陶器等を置いている方は、迷わず下に下ろしましょう。 全て落下し割れてしまいます。特にお酒のビンなどは重たく硬いので頭部に当たると危険です。また、床に落ちて割れると、その後の臭いや掃除も大変な負担となります。 【枕元の3点セット】 地震後は家の中が散乱し足の踏み場もありません。特に夜間に発生した場合には、停電で足元が見えず、家族の安否確認もままなりません。枕元に以下の「懐中電灯」「スリッパ」「ラジオ」の準備ををお薦めします。(定期的に使用できるかもチェックして下さい。停電...
世界最大級のマグニチュード(M)9・0が襲った東日本大震災。日本ではあり得ないとされた巨大地震は、なぜ起きたのか。この謎を説明する「スーパーサイクル説」を東大地震研究所の佐竹健治教授が提唱、大震災に至る長期的なシナリオが浮かび上がった。東北地方では700年以上の周期で巨大地震が繰り返されていた可能性が高まっている。 READ THE FULL ARTICLE >>
東日本大震災の最大の特徴は海溝付近でプレート境界が大きく滑り、この影響で津波が巨大化したことだ。西日本の太平洋側に伸びる南海トラフ沿いでも、同じメカニズムの連動型巨大地震が起きる懸念が強まっている。 READ THE FULL ARTICLE >>
(前回②を読む)
東日本大震災の巨大地震はまったく予想されていなかったが、地震後の研究で「前兆」の可能性がある複数の現象が見つかった。 READ THE FULL ARTICLE >>
海洋研究開発機構(JAMSTEC)と東京大学、高知大学は10月3日、南海トラフ地震発生帯掘削計画に従事している地球深部探査船「ちきゅう」が、1944年の東南海地震の津波断層を特定する物的証拠を発見したことを共同で発表した。今回の発見は、日米主導で2003年より行われている多国間国際協力プロジェクト「統合国際深海掘削計画」の「第316次航海・南海トラフ地震発生帯掘削計画ステージ1」(画像1)によるもの。4ステージに分けて、紀伊半島沖熊野灘において南海トラフに直交する複数地点を掘削する計画で、ステージ1は2008年に終了した。なお、今回の成果は、米地質学会誌「GEOLOGY」10月号に掲載予定。 READ THE FULL ARTICLE >>
東日本大震災級のマグニチュード(M)9.0規模で、東海・東南海・南海の3連動地震が発生した場合の津波浸水予測調査を、三重県は公表した。浸水域は現状予測の254平方キロから465平方キロへ約1.8倍に拡大、最大津波高も熊野市新鹿地区で8.93メートルから15.64メートルに上昇する。県地震対策室は「市町に結果を提供し、避難所見直しや避難訓練などに役立ててもらう」と話している。 READ THE FULL ARTICLE >>
東海、東南海、南海地震が想定される和歌山県は、台風12号による豪雨で南部を中心に津波を思わせるような大被害を受けた。避難指示のなかった地域で死者も出た「想定外」の事態に、自治体に頼らない自助・共助の大切さが叫ばれている。和歌山県では今、子供を中心に地域防災力を高めようと、東日本大震災のみならず、安政と昭和の南海地震など過去の地元の教訓をも生かした新たな防災教育作りに取り組んでいる。 READ THE FULL ARTICLE >>
今世紀前半に起こるとされる東海・東南海・南海地震について、東京大総合防災情報研究センターの古村孝志教授が14日、京都市内で学術講演した。これまで想定されていた東海、東南海、南海の各地震が同時に起こる「3連動」に加え、東日本大震災のように浅いプレートも動く「4連動」の可能性を指摘、超巨大津波への備えを訴えた。京都大防災研究所自然災害研究協議会主催のシンポジウムで報告した。 READ THE FULL ARTICLE >>
数十年以内に発生するとみられる東南海地震をいち早くキャッチできると期待される「地震・津波観測監視システム(DONET)」が本格運用を開始、熊野灘の海底に設置された地震計の観測データが防災科学技術研究所と気象庁へリアルタイムで提供されるようになった。 READ THE FULL ARTICLE >>
マグニチュード(M)8級が想定される東南海地震の震源海域(三重県・熊野灘)で、海洋研究開発機構(横須賀市)が進めていた海底観測網の整備が今夏に完了し、本格観測がスタートする。津波や揺れを、陸に到達する前に検知できるのが特徴で、警報や避難の呼び掛けなどに活用できる。さらに西側の南海地震を対象とした観測網も構築予定で、東日本大震災と同じM9級になると懸念される東海・東南海・南海の「連動地震」の解明も目指す READ THE FULL ARTICLE >>
お台場の東京臨海広域防災公園で8月20日~9月4日に開かれていた「そなエリア ボウサイウィーク!」という防災イベント。「宮城県南三陸町語り部の会」が、被災地のメッセージを伝えてくれる講演を行いました。そこでのレポートを抜粋でご紹介します。(防災・防犯ラボの主任研究員・ナカヤマさんのレポートより)
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